
出雲國神仏霊場 社寺縁座の会 飯塚大幸座長(一畑寺 館長)インタビュー
インタビュアー:20週年を迎えていかがでしょうか?
飯塚座長:
私たち人類は大きな戦争を終えて、平和へ向かうと信じていました。2025年で戦後80周年を迎えますが、この後に及んで世界中で争いが起こり、いとも簡単に戦争が始まってしまう現実に強い憂いを感じています。
だからこそ世界平和をきちんと祈ることがすごく大切だと感じます。
合同祭事・世界平和祈願祭を出雲大社で行うということは、世界の平和を多くの方と願うということ。20周年にたくさんの方にお参りいただいて、世界平和を一緒に祈ることに意義があります。
また、神仏に祈るということは「自分に向き合う」「自分を見つめる」ということになります。
自分を整え、生き方を正し、他の人に対して慈しみの心を持って生きる。それが平和の原点になると思います。
本日はそういう祭事でした。お参りいただいてありがとうございます。
インタビュアー:本日平和の祈願をしましたが、どんな未来を想像されますか?
飯塚座長:やはり同じ地球に生まれ、同じ時代に生き、直接縁がある方もない方もどこかで必ずつながっていますので、表面的なものの違いはあっても、お互いに手を取り合い、平和に生きる。そして、お互いのあらゆるものを受け入れて協調して生きる。そんな世界になればいいなと思います。
インタビュアー:最後に、地域の皆様、参拝にいらっしゃる皆様にメッセージをお願いします。
飯塚座長:出雲国はすごくいいところです。古代出雲の神話の故郷。ここでは神様も仏様も古くから信仰されていて、古くからある神社や仏閣を巡りながら自分を見つめ、慈しみの心を持って、幸せな人生を歩んでいただきたいです。そういう場所が出雲にはあるので、ぜひお参りに来てください。
令和7年度 第20回 出雲國神仏霊場合同祭事 世界平和祈願祭が開催されました