御神徳・御利益

特に厄除け ほかに縁結び、夫婦円満、家運繁栄、
交通安全、海上安全、殖産興業、安産など

日御碕神社は島根半島の西端に位置し、神の宮に素盞嗚尊(すさのおのみこと)、日沈宮に天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。

素盞鳴尊の奇魂(くしみたま)と、日の神・天照大御神の和魂(にぎみたま)の御霊威をいただいた御神徳は「邪心を払い給う神」「厄除けの神」「産びの神」「縁結び、夫婦円満、家運繁栄の神」「交通安全の神」「殖産興業、安産の神」など、広く霊験あらたか、上世以来二十数回の造営すべてが勅命か、将軍命によるものであることからも、御神威の一端がうかがわれます。

現在の社殿は、日沈宮、神の宮ともに徳川三代将軍家光公の命で、日光東照宮建立の翌年、寛永十四年より幕府直轄工事として着工され、七年の歳月をかけて同二十一年の竣工で、三百六十余年を経ています。

桃山時代の面影を残す精巧な権現造りで、両本殿内部の天井四壁の絵は狩野、土佐両派の画匠による豪壮な趣きのあるものです。

昭和二十八年には、社殿のすべてと境内の石造建築物も含め、国指定重要文化財とされました。

縁起

出雲の国造りをなされた素盞嗚尊は、根の国にわたり熊成の峰に登ると「吾の神魂はこの柏葉の止る所に住まん」と仰せられ、柏の葉を投げ、占いをされました。すると柏の葉は風に舞い、やがて日御碕の現社地背後の「隠ヶ丘」に止まりました。

これにより素盞嗚尊の五世の孫、天葺根命(あめのふきねのみこと)はここを素盞嗚尊の神魂の鎮まる処として斎き祀ったといわれています。

日御碕神社の神紋、三ツ柏もこれに由来し、神域の付近からは柏の葉を印した「神紋石(ごもんせき)」と称される化石も出土しています。その後、安寧天皇十三年、勅命で現社地に御遷座されました。

日沈宮は「伊勢大神宮は日の本の昼の守り、出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん」と天平七年乙亥の勅にあるように、神代以来、現社地にほど近い海岸(清江の浜)の経島(ふみしま)に建てられ、天照大御神を奉斎してきました。

その地にご鎮座なされたのは、天葺根命が清江の浜にお出かけになられた時、島の百枝の松に瑞光が輝き、「吾はこれ日ノ神なり。此処に鎮りて天下の人民を恵まん。汝速やかに吾を祀れ」との天照大御神の御神託を聞き、ただちに島上に大御神をお祀りした事に由来するとされています。

その後天暦二年、勅命により現社地に御遷座し、夕日を餞け鎮め祀る聖地として、四季を通じ夕日の祭を厳修、中央からは幸運恵の神として深く崇敬されています。

国家守護の宮として「日」の字を、村上天皇より賜り、神の宮と併せ「日御碕大神宮」と称せられるようになったのも、現社地に御遷座された時からで、明治維新後社格制度により国幣小社に列せられ、日御碕神社と称するようになったのです。

御朱印

朱印料 金500円(護縁珠が付与されます)

それぞれの社寺の名前、教えに因む文字が書かれた「朱印(しゅいん)」を、神仏霊場巡拝の証として授与いたします。

また朱印には、同様の文字などが刻印された「護縁珠(ごえんじゅ)」という木製の巡拝記念の珠が一個付与されています。護縁珠は、朱印に付与されるもので、単体で授与することはありません。

護縁珠について

護縁珠について

主な祭事

例祭 8/7 10:00~

神幸神事(みゆきしんじ) 8/7 18:00~
旧社殿地経島と対岸のお旅所において行われる夕日の祭り

和布刈神事(めかりしんじ) 旧1月5日 14:00~
海ねこがワカメを奉った事に由来する祭り

授与品

肌守、交通安全守、安産守、わらべ守、勝乃守、学業守、匂玉守など

宿泊施設

民宿十数件

食事処

【名物食事・お土産】
板わかめ、カレイ、イカなどの干物、焼イカ、サザエつぼ焼き

交通アクセス

【バス】
JR出雲市駅から約45分、出雲大社から約20分「日御碕」下車すぐ

【車】
山陰道出雲ICから18km 30分

【駐車場情報】
大型バス 入口公共駐車場に5台
普通車 神社横に約20台

日御碕神社

〒699-0763 島根県出雲市大社町日御碕455

TEL:0853-54-5261 / FAX:0853-54-5018

【参拝時間】8:30 – 18:00(上記以外の時間はお参りは出来ますが、職員の対応はありません。)

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