御神徳・御利益

大国主大神は古来、「縁結びの大神」と畏敬・敬慕されています。

「縁結び」とは単に男女の縁に止らず、生きとし生けるものがよりよく成長するように、社会が明るく楽しいものであるようにと、お互いの幸栄えのための諸々の縁が結ばれることで、大神はその「幸縁」のムスビのミチカラを注いで下さっておられます。

出雲の国は「神々の国・神話の国」と世に遍(あまね)く知られています。その中心が出雲国風土記に「所造天下大神」(あめのしたつくらししおおかみ)と称され、縁結びの大神、笑顔のダイコクサマと慕われる「大国主大神」(おおくにぬしのおおかみ)をお祭りする「出雲大社」です。

古代より御祭神は「国中第一の霊神(れいじん)」と、御本殿は「天下無双の大廈(たいか)」と称えられました。平成12年に境内から巨木3本の束ね柱が顕現し、古代の48mの壮大な神殿の様を明らかにしました。

大国主大神は、国作り・人作りにオハタラキ下さって人々を和楽(わらく)・幸栄(さちは)えの暮らしに結ばれ、また「イナバの白うさぎ」の神語(かみがた)りに知られる大きな袋を背負わされるお姿に象徴されるように、人々の悩み・煩いを袋に背負われて生きとし生けるものの幸せの縁を結ばれる慈愛の御心をお寄せ下さっています。

そして国作りの後、「和譲」(わじょう)の御神徳で「国土奉還-国譲り」の奇(く)しき大業(みわざ)を成し顕されて、目には見えない世界を治められる幽冥主宰大神(かくりよのつかさのおおかみ)・神事(かみごと)主宰大神として「生死一如」にお守り下さっています。

御神縁に結び戴く幸栄えの祈願のお祭りは日々に拝殿・神楽殿でお仕えし、また布教機関として出雲大社教がありお道ひろめ(布教)に全国に分祠・分院・教会・講社を結んでいます。

縁起

「国中第一の霊神」「天下無双の大廈」と称えられる出雲大社。古来、一般には「神宮」と言えば伊勢神宮、「大社」と言えば「出雲大社」の意で、現存最古の全国神社帳所載の「延喜式(えんぎしき)」には唯一「大社」と称号されていました。

御祭神大国主大神は、素戔烏尊(すさのおのみこと)の神裔(しんえい)として大己貴神(おおなむちのかみ)をはじめ多くの御神名で敬仰されています。

祈り継ぎ語り継ぎされる大神は、兄神たち、また素戔烏尊からのさまざまな試練を克服されて神柄(かみがら)を磨かれ、スクナヒコナ神と国作り・人作りに尽くされ、医薬・医療の方、温泉、酒造方を教えられるなど人々の暮らしを和楽に結ばれ、やがて皇室の御祖先の「天孫降臨」(てんそんこうりん))に際してその国を奉還(国譲り)されました。

そこで大神は目に見えない世界の幽(かく)れたる神事(かみごと)の世界・幽世(かくりよ)を治められることとなり、出雲大社に鎮まられることとなりました。

陰暦十月に全国の神々が大国主大神の御許・出雲大社に集われるのも、大国主大神が国つ神(くにつかみ)の代表神、神事の主宰神であられるその御神徳によるものです。

そして祭主(まつりぬし)は天照大神(あまてらすおおかみ)の第二子、「天穂日命」(あめのほひのみこと)が命じられ、以来今日に至るまで、天穂日命の子孫である出雲国造(いずもこくぞう)・出雲大社宮司の千家家が奉仕し続けて現在八十四代に至ります。

出雲国造は古代、全国の国造を代表して御即位などに際して天皇御前で、大国主大神の御神威による皇室・国家・国民の祝福・保証の儀式「出雲国造神賀詞(かんよごと)」の奏上儀を仕えてきました。

御朱印

朱印料 金500円(護縁珠が付与されます)

それぞれの社寺の名前、教えに因む文字が書かれた「朱印(しゅいん)」を、神仏霊場巡拝の証として授与いたします。

また朱印には、同様の文字などが刻印された「護縁珠(ごえんじゅ)」という木製の巡拝記念の珠が一個付与されています。護縁珠は、朱印に付与されるもので、単体で授与することはありません。

護縁珠について

護縁珠について

主な祭事

大御饌祭(おおみけさい) 1/1 7:00~

祈穀祭(きこくさい) 2/17 10:00~

福神祭(ふくじんさい) 陰暦元旦 1:00~

例祭 5/14.16 10:00~ 5/15 9:00~

凉殿祭(すずみどののまつり) 6/1 9:00~

大祓(おおはらえ) 6/30,12/31 16:00~

神迎祭(かみむかえさい) 陰暦10/10 19:00~

神在祭(かみありさい) 陰暦10/11,15,17 9:00~

神等去出祭(からさでさい) 陰暦10/17 16:00~

献穀祭(けんこくさい) 11/23 10:00~

古伝新嘗祭(こでんしんじょうさい) 11/23 19:00~

授与品

【御神札・御守】

出雲大社玉串、縁結御守、

祈穀札、両神御木像など

【縁起物】

縁結び糸、縁結び箸、

縁結び絵馬、獅子頭、

首掛守など

宿泊施設

周辺に旅館・ホテル多数

食事処

出雲そば・神在御膳・真菰御膳

交通アクセス

【電車】
一畑電鉄「出雲大社前駅」下車 松江より1時間 出雲市より25分

【車】
松江より1時間 出雲市より20分 出雲空港より30分
出雲空港より出雲市駅行きシャトルバスあり(出雲市駅乗換え)

【駐車場情報】
大型バス10台 普通車385台

出雲大社

〒699-0701島根県出雲市大社町杵築東195

TEL:0853-53-3100 / FAX:0853-53-2515

【参拝時間】6:30 – 20:00(上記以外の時間はお参りは出来ますが、職員の対応はありません。)

【ホームページ】http://www.izumooyashiro.or.jp/

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