
2025年6月22日(土)に「令和7年度 第20回 出雲國神仏霊場合同祭事 世界平和祈願祭」が出雲大社で執り行われました。
当日は雨が降る予報で湿度が高く、蒸し暑さから各社寺やご参拝の皆さまの体調が心配されましたが、幸いパラパラ程度の雨で終わり、程よくひんやりとした風が吹く中での開催となりました。
朝早くから境内には参拝者の姿が多く見られ、静かな中にも賑わいを感じるひとときとなりました。
合同祭事の時間になり、いよいよ20社寺の皆さまが列となり出発。
松の参道を進み、銅鳥居をくぐり拝殿を過ぎて八足門へと向かいます。その凛とした列の様子に、参拝者も自然と荘厳な空気に引き込まれていきます。
普段閉じられている八足門が開き、瑞垣の中へ。今回特別参列の方々も普段入ることができない瑞垣の中で参列ができ、第20回の節目にふさわしい神聖な空間でご祈願しました。
いよいよ、合同祭事が始まりました。
となえことば奉唱(神職)
となえことば奉唱(僧職)
上里菅原神社 梅林テチャナ権禰宜(ウクライナ出身)
合同祭事はその名の通り、世界平和を願うことを目的としています。
ウクライナ情勢をはじめ、世界各地で不安定な状況が続く中、今年は埼玉県上里町の上里菅原神社からウクライナ出身の梅林テチャナ権禰宜をお招きし、共に平和への祈りを捧げます。国や宗派を越えて手を合わせ、互いの願いを心に留める時間となりました。
最後に出雲大社 千家和比古権宮司よりご参列の方々への感謝の言葉と共に、さらなる平和祈願のお言葉を賜り、合同祭事・世界平和祈願祭は滞りなく終了しました。
第20回の節目を迎え、未来に向けて祈りを捧げ続ける決意を新たにした合同祭事となりました。
合同祭事の様子は、ダイジェスト動画をご覧ください。
社寺縁座の会20周年を迎えて〜社寺縁座の会 飯塚座長(一畑寺)