児授け、安産、諸毒消滅、他に諸願成就
華蔵寺は臨済宗南禅寺派の末寺で、標高456mの枕木山の頂上に位置する禅宗の古刹です。
参道を登るとまず仁王門に行きつきます。ここの金剛力士像は運慶の作といわれ、祭礼の時には二歳児の無事成長を祈る「またくぐり」の習わしがあります。
さらに進むと石造りでは大きさ日本一といわれる不動明王像が聳(そび)え、その先には亀山法皇のご病気を癒したという杉井の霊水が岩間から湧き出しています。
薬師堂前の第一展望台から、眼下に大根島を浮かべた中海、弓ヶ浜、遠くに大山を望む景観は雄大で、山陰一の絶景です。
そして樹齢数百年の大杉並木や多くの老樹の中に、山門、開山堂、本堂などが建立されています。
本尊は釈迦牟尼佛で、薬師堂には重要文化財の薬師如来像を奉安し、両脇侍には、開基智元上人が岩窟にてはじめて礼拝されたと伝わる霊像・日光菩薩、月光菩薩が安置されています。
本堂西の第二展望台からは、はるか隠岐の島が望まれます。
今から約千二百年前、桓武天皇の延暦年間に天台宗の僧、智元上人が開基となります。
その後、南禅寺派の御開基の亀山法皇の時代に禅宗に改め、南禅寺の末寺となりました。
以来、皇室の尊信、国主の帰依、外護を受け、枕木十二坊と称し隆盛を極めたが、戦国時代には兵火に遭ってことごとく焼失し、寺運も衰退しました。
堀尾公の松江築城にあたり、城の鬼門として当寺は祈願所となり復興しました。
明暦三年(1657)に松平直政公に至り再興なり、歴代藩主の帰依篤く、外護を受ける。現在の建物はほとんど当時のものです。それより法燈また輝きを添え、平成の現在に及んでいます。
それぞれの社寺の名前、教えに因む文字が書かれた「朱印(しゅいん)」を、神仏霊場巡拝の証として授与いたします。
また朱印には、同様の文字などが刻印された「護縁珠(ごえんじゅ)」という木製の巡拝記念の珠が一個付与されています。護縁珠は、朱印に付与されるもので、単体で授与することはありません。
初薬師 1/8 大般若経転読祈祷会
星祭 節分会 2/3 肌御守祈願(事前に申し込み)
彼岸法要 3/21 先祖供養
春季例大祭 5/5,7,8
降誕会(花まつり) 二歳児成長祈願(仁王像またくぐり)
稲荷祭 6月 50人 稲荷社前にて(商売繁盛)祈念読経
秋季例祭 9/7,8 100人 大般若経転読祈祷会
御札、御守、念珠、茶巾
【バス】
JR松江駅より本庄行き「本庄町」下車、タクシーで15分
【タクシー】
JR松江駅より約35分
【駐車場情報】
参道入口より左(約15分)に大型駐車場
バスは参道入口に4台駐車可能
〒690-1111 島根県松江市枕木町205
TEL/FAX:0852-34-1241
【参拝時間】8:00 – 17:00(上記以外の時間はお参りは出来ますが、職員の対応はありません。)
【ホームページ】http://www.kezoji.com/
【日光・月光両菩薩修復 平成30年より3ヵ年にわたり工事 令和2年3月修復完工 】
修復にあたり出雲財団様(出雲大社)と松江市様より文化財修復助成金を受け、 不足金は托鉢にて多くの方のご支援をたまわりました。