第17回目の出雲國神仏霊場合同祭事・世界平和祈願祭は、 5月29日に執り行われました。
新型コロナウイルス感染症が世界を襲来してから早3年。昨年は参拝者の参加も制限していたため、ようやく通常の開催が実現!また、昨年のオンライン配信も好評につき、今回も併せて行いました。
祈願祭のはじまりを告げる神仏行列。雲樹寺の参道は、本堂まで距離はあるのですが、道中とても趣のある佇まいです。行列がより神秘的な雰囲気に感じられました。
日差しを避けるため、神職・僧職の方々には、山門まで和傘隊と並列。雲一つない空に、新緑の緑と和傘の赤色が映えて素敵でした。
神仏行列では毎回、神職の方々が「きりぬさ」という紙を撒き、僧職の方々は、蓮の花びらを模した「散華(さんげ)」という紙を撒きながら本殿まで入ってこられます。
神仏行列と同時進行で、本堂では向井結さんによる「奉納書道パフォーマンス」も行われていました。
襖に書かれた文字には、魂のこもった力強さがありました。写真は山門前でのパフォーマンス。場所を変えて、合計3ヶ所で文字が書かれましたので、ぜひ現物を見に雲樹寺に行ってみてください。
本堂へ神仏行列が入堂したあとは、いよいよ祭典。
開放感あふれる広い本殿に雲樹寺住職の醍醐さんの香語がひびきわたります。
祭典の様子は動画でもまとめているので、ぜひこちらをご覧ください。現場の臨場感が伝わります。
さらに今回は、同時開催で創建700年記念を祝う「雲樹寺まつり」というイベントが行われました。
たくさんの飲食・雑貨の出店や音楽ライブもあり、地元の人でにぎわいました。祭事が終わった神職・僧職の皆さんも楽しんでおられました。
少し前まではごくありふれた光景だったかもしれませんが、このコロナ禍の3年を経て、とても貴重で平和なことであると痛感。
来年も笑顔で祈願祭を迎えられますよう、全ての人に平和な日常が続くことを切に願っています。
今回の配信のライブ映像も下記よりご覧いただけます。
※令和5年度第18回出雲國神仏霊場合同祭事・世界平和祈願祭の詳細が決まりましたら、こちらのサイトでお知らせいたします。