雲樹寺のご本尊様、拈華微笑仏のご尊顔、みたいな

雲樹寺は臨済宗妙心寺派の禅宗寺院です。

その教えと言えば心因単伝などと申しはしますが、誰もが最初から持っているものに気付くか気付かないかの違いであると言います。

つまり人間だれしも禅宗的な立派さを得られるという事で、何も皆様の思うような光り輝く存在に近づくのがすべてでは無いという事。

ゆえにこそ、禅宗のシンボルであるご本尊様、拈華微笑佛の姿とは我々と同じ「人間」の姿であります。

人間であるお釈迦様が人間のために始めた仏教であるからこそ、人間が学ぶべきなのだと言えます。

さてそういうわけで現在まで残り続ける寺とはつまり、仏教を学ぶ人間のための施設です。雲樹寺もまた例外ではありません。

「今を生きる人間のため」我々は寺を守り、維持し、続けていこうと強く願い行い続けています。

今日も明日も千年先も、このお寺は皆様の為に皆様をお待ちしております。

でも何も仏教を学ぶなんて高尚なことを考えていなくても大丈夫

この寺のある土地やその歴史、まさにそこに「いた」人々の生きた証に触れ、形の無いものを持ち帰っていただきたい

今を生きる人々にそれをしていただく事こそが、仏教が未来に続いていく何よりもの理由です。

どんな光も見る者ありき

太陽が光るのは光っているからではなく、光っていると知っている方がいるからです。
科学的に見て光っているかどうかなんていうのは、あくまでその後のお話

仏教も神教も同じ…大事なのは、人の素晴らしき在り方のみです。

…とはいえ人の心は蝋燭の火のようにふわふわ揺れて流れていきがち。

誰が見てもまっすぐな灯になるために
神や仏の姿に相向かって自らを見つめ直すべく、お寺や神社に足を運んでみてはいかがでしょうか。

話したいこと話してたらうっかりお寺に来なくていいような流れになったのに気が付いて
慌ててどうにか来てもらえるような方向に直したうっかり坊主のインスタグラムもどうぞよろしく
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