松江城の西にほど近く、月照寺は歴代松江藩主松平家の菩提寺です。
現在国の史跡に指定されている境内には、松平家九代までの各廟所のほかに、鐘桜・唐門、「夜な夜な松江を徘徊する」と小泉八雲の随筆に登場する巨大亀形の寿蔵碑、茶聖七代不昧公ゆかりの茶室大円庵、毎年4月の不昧公忌に茶筌供養が行われる茶筌塚、茶の湯の井戸、不昧公の恩願を受けた力士雷電の碑など、藩主菩提寺として由緒正しき遺品・遺跡が数多く残っており、歴史と信仰のお寺として親しまれています。
静寂な境内には四季折々の花が咲き誇り、特に六月中旬からは紫陽花の花が所せましと咲きほこる。
近年は、「山陰のあじさい寺」として多くの観光客が訪れています。
浄土宗では御本尊の阿弥陀佛は西方浄土におられるといいます。
月照寺はもと洞雲寺(とううんじ)という禅林でありましたが、松江城の西に位置する三方を山に囲まれた水量豊かな要害の地であるため、寛文四年(1664)松江藩祖松平直政公は、生母月照院の霊牌を安置すべく、浄土宗長誉上人(ちょうよしょうにん)を開基とし、蒙光山(むこうさん)月照寺として改称復興したのがその始まりです。
さらに直政公の没後、二代綱隆(つなたか)公が父の遺命により境内に廟を造り、山号を歓喜山(かんきさん)と改めて以来、九代にわたる藩主の菩提寺として栄えてきました。
それぞれの社寺の名前、教えに因む文字が書かれた「朱印(しゅいん)」を、神仏霊場巡拝の証として授与いたします。
また朱印には、同様の文字などが刻印された「護縁珠(ごえんじゅ)」という木製の巡拝記念の珠が一個付与されています。護縁珠は、朱印に付与されるもので、単体で授与することはありません。
茶筌供養(ちゃせんくよう) 4月24日に近い日曜日
松平不昧公の遺徳をしのび、松江茶道会と共催で行う法要です。
万灯会(まんとうえ) 8/15送り火
藩主御廟の灯篭約500基に灯明を灯します。
8/16 年に一度の御霊堂の開扉「御霊屋開き(おたまやびらき)」
紫陽花 6月中旬~7月中旬 一月で一万人
祭事ではありませんが、この時期当山はもっとも賑わいます。
月照寺としての朱印
中国地蔵尊霊場としての朱印
松江しんじ湖温泉旅館街
【名物】
茶杓、茶筌
お抹茶(銘菓路芝(みちしば)付き 一服500円)
【バス】
JR松江駅より市営バスレイクラインにて20分、「月照寺前」下車すぐ
市営バス・一畑バス松江温泉行きにて15分、「交融橋」下車徒歩10分
【タクシー】
JR松江駅より10分
【車】
宍道湖より松江温泉駅前の城山西通りを500m北進、案内看板の交差点を左折
【駐車場情報】
大型バス2台 普通車約20台
〒690-0875 島根県松江市外中原町179
TEL:0852-21-6056 / FAX:0852-25-8249
【参拝時間】
※〜2023年12月30日(土)まで
10:00 – 16:00 (※6月は8:30 – 17:30)
(上記以外の時間はお参りはできません。)
※2023年12月31日(日)〜2024年1月3日(水)
拝観受付を不要とし、ご自由にご拝観いただけます。
但し、宝物殿及び書院はご覧いただけませんので、予めご了承ください。
この期間中に朱印・授与品をご希望の方は前日までにお電話ください。