平成19年10月7日(日)、「第三回出雲國神仏霊場合同祭事・世界平和祈願祭」が松江市美保関町の美保神社(第8番)で開催され、神仏や宗派を超えておよそ千人の参列者が世界平和を祈りました。 ご参拝ならびにご協力いただきました皆様ありがとうございました。

■巫女舞(みこまい)の様子■
美保神社に伝えられる八乙女の巫女舞が奉納される。
美保神社は、全国各地にある「ゑびすさま」をまつる3385社の総本社です。「ゑびすさま」は特に水産・海運に携わる人々から広く敬い親しまれてきたました。
■ ホーラエッチャの様子 ■
美保関に伝わる軽快な民謡踊りが披露されました。ホーラエッチャとは美保関に伝わる軽快な民謡踊りで、地元の有志が女物の派手な着物を着込んで、大きな振り付けで踊りながらにぎやかに練り歩きました 。


 この祈願祭には平井伸治鳥取県知事ご夫妻、溝口島根県知事夫人、細田博之元官房長官、内外からの来賓多数、二十社寺をすべて巡った満願之証授与者約80人始め、各地から神仏霊場巡拝者が出席。多くの参列者が見守る中、巫女(みこ)舞や祝詞、表白が奏上され、満願者を代表して澄田信義・前島根県知事に「満願之証」が贈られました。

■ 修跋(しゅばつ)の様子 ■
船に乗って美保漁港をまわり、船上で修跋(しゅばつ)という清めの儀式が行われました。
■ 包丁式(ほうちょうしき)の様子 ■
包丁式とは、平安時代、宮廷で岩ごとなどの食膳の儀式として行われたとされ、食材となる魚には一切手を触れずに包丁とまな箸だけで魚をさばく奉納行事です。この儀式を、料理の鉄人・大田忠道氏がお弟子さんたちと大阪楽所の演奏に合わせ、美保神社拝殿で執り行われました。

関連行事

平成19年10月6日 (土) ・祈念行脚巡拝 ・舞楽奉納
平成19年10月7日 (日) ・世界平和祈念アクロバット飛行 ・ホーラエッチャ ・包丁式(ほうちょうしき)

■トップの写真は世界平和祈念アクロバット飛行の様子 ■
松江市美保関町出身でわが国のアクロバット飛行第一人者とされるサニー横山さんにより、出雲國神仏霊場のシンボルマークが大空に描き出されました。【写真提供】星野陽治様(松江市在住)

 

 

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